INFATUATOシンドローム
翼「……む……り……璃夢?璃夢!」


璃夢「へっ!?な、なに?翼」


翼「ボーッとしてっけど大丈夫か?もしかして風邪か?日向の風邪が伝染ったのか?」


璃夢「だ、大丈夫だよ!ゴメンね?ボーッとして。」


校舎裏に来ると少し思い出してしまうことがあり、ボーッとしてしまっていたようだ。

いけない、いけない。今から日向くんとタイマン張るんだ!集中しないと!


璃夢「すぅ…はぁ…すぅ…はぁ…よしっ!」


そして深く深呼吸をし、気合を入れた。


璃夢「日向くん!僕とタイマン張ってください!」


雪「どこからでもかかってこい」


翼「璃夢!頑張れよ!」


璃夢「うんっ!」


私は日向くんに技を仕掛けた。しかしそれはすぐに躱(かわ)された。

速いっ!流石トレーニングしてるだけはあるね。

そしてまたすぐ攻撃をした。が、また躱される


雪「やっぱりお前、只者じゃないな」


えっ?やっぱりって?しかも日向くんから言われるとなんだか恐れ多い…。


雪「今度は俺から行くぞ」


えっ!?さっきより動きが速い!?

私は急いで日向くんの拳を避けた。


雪「ふっ、よく避けたな」


翼「早いなぁ〜!璃夢!負けるんじゃねぇぞ!」


璃夢「うん!」

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