INFATUATOシンドローム

あっ、今来た2人もステージにいた人だ。……何さんと何さんかはちょっと覚えてないけど…いや頑張って思い出せ私。

ヤンキーの方に無礼なことをするとすぐ殴られるからね。


?「その前にまず注目の1年の偵察だろ?」


えっと、たしか…………そうだ!この人は星宮昴先輩だっけ!

ステージにいる時から見るからにヤンキーだなとは思ってたけど…うん。近くで見たら余計に厳つく見える。


理緒「えぇ〜面倒臭い!てゆーか1人目ここにいるじゃん」


1年生の偵察……一人目ここにいるって言った!?えぇ!?そ、それ私の事じゃないよね?


?「あぁ?……あ、ホントだ」


ば、バレたの!?どうしようっ、八重樫くんにもまだ名前名乗ってないのに!


?「八重樫翼じゃん」


あ、そっちかぁ…。よかった…バレてなかったみたい…。


理緒「そんでアソコの隅っこ。日向雪、寝てるけど今近づけば殴られるね。…あっほら、あの近づいてってる1年」


胡桃先輩が指をさしたので、その方向を見てみると寝ている日向くんがいた。そしてそれを狙ってるヤンキー

寝てる人を狙うなんて!最低だよ!日向くん、殴られちゃう!


バキッ

えっ?

しかし日向くんは気づいていたようで相手脚をはらい、転ばせるとヤンキーを踏んだ。


?「おぉホントだ。アイツがトップになる可能性大だな」


?「しかもあの体勢からあの反射神経…。流石と言うべきかな」


なんで寝てたのに分かったの!スゴすぎる!

八重樫くんに『すごいね!』と声をかけようとすると、大きく拳を振りかぶっているヤンキーが八重樫くんの背後にいた。


璃夢「あっ」


危ないッ!と言おうとした






が…

< 28 / 540 >

この作品をシェア

pagetop