INFATUATOシンドローム
あっ、今来た2人もステージにいた人だ。……何さんと何さんかはちょっと覚えてないけど…いや頑張って思い出せ私。
ヤンキーの方に無礼なことをするとすぐ殴られるからね。
?「その前にまず注目の1年の偵察だろ?」
えっと、たしか…………そうだ!この人は星宮昴先輩だっけ!
ステージにいる時から見るからにヤンキーだなとは思ってたけど…うん。近くで見たら余計に厳つく見える。
理緒「えぇ〜面倒臭い!てゆーか1人目ここにいるじゃん」
1年生の偵察……一人目ここにいるって言った!?えぇ!?そ、それ私の事じゃないよね?
?「あぁ?……あ、ホントだ」
ば、バレたの!?どうしようっ、八重樫くんにもまだ名前名乗ってないのに!
?「八重樫翼じゃん」
あ、そっちかぁ…。よかった…バレてなかったみたい…。
理緒「そんでアソコの隅っこ。日向雪、寝てるけど今近づけば殴られるね。…あっほら、あの近づいてってる1年」
胡桃先輩が指をさしたので、その方向を見てみると寝ている日向くんがいた。そしてそれを狙ってるヤンキー
寝てる人を狙うなんて!最低だよ!日向くん、殴られちゃう!
バキッ
えっ?
しかし日向くんは気づいていたようで相手脚をはらい、転ばせるとヤンキーを踏んだ。
?「おぉホントだ。アイツがトップになる可能性大だな」
?「しかもあの体勢からあの反射神経…。流石と言うべきかな」
なんで寝てたのに分かったの!スゴすぎる!
八重樫くんに『すごいね!』と声をかけようとすると、大きく拳を振りかぶっているヤンキーが八重樫くんの背後にいた。
璃夢「あっ」
危ないッ!と言おうとした
が…