INFATUATOシンドローム
私はポケットからゴムを取り出して髪をくくった。


雪「…………やっとか(ボソッ」


そして、私はまた攻撃を仕掛けた。









「なんだ?なんだ?タイマンか?」

「おい、アレって魁と日向じゃね?」

「じゃあアレが1年トップ決めるタイマン勝負ってこと!?」

「おい!みんな呼んでこい!今日トップが決まるかもしれねぇって!」

「イヤだよ!俺見てぇもん!」

「うわぁ、動き早ぇなー」

「なんか格の違い見せられた感じ?」

「やべぇー、魁に惚れそう…」

「可愛いから?」

「可愛いし強いから!」



翼「なーんかギャラリー増えてねぇか?でもこのまま見せつければ1年制覇もすぐかもな」







璃夢「はぁっ!」


雪「っぐ……」


そして日向くんは倒れた。


璃夢「はぁ…はぁ…はぁ…」


か、勝ったのかな?これで勝ちなのかな?


翼「…………よ、よっしゃぁあああ!璃夢!勝ったんだぞ!お前!」


璃夢「…えっ、ほんとに?」


翼「あぁ!やったな!璃夢!」


私は日向くんの方に向き直り、座り込んでいる日向くんに手を差し出した。


雪「………?」


璃夢「ありがとう。」

< 280 / 540 >

この作品をシェア

pagetop