INFATUATOシンドローム
雪「…何でお礼を言う…」
璃夢「僕とタイマン張ってくれて」
雪「……そうか。……俺も、お前みたいな強いヤツとタイマン張れて良かった…」
そう言って私の手を嫌がらず握ってくれた。私はその手を引っ張って立つのを手伝う。
璃夢「ホントですか?!そう思ってもらえて良かったです!」
日向くんに強いって言ってもらえた!極道の人に褒められると嬉しいね!
「さ、魁!」
璃夢「へっ?」
日向くんと握手を終えると同時に誰かに名前を呼ばれ、振り返ってみるとそこにはたくさんの1年ヤンキーがいた。
な、なんでこんなに人がいるの!?
「さっきのお前、ちょーカッコよかった!」
「なぁ!俺に教えてくれよ!」
「俺も!お前みたいに強くなりてぇ!」
「見た目で判断して悪かった!」
「お前、スゲェ男らしかった!」
な、なに?なに?みんな私のこと褒めだして!照れるじゃん〜!
翼「コイツら、お前と日向のタイマンずっと見てたんだよ」
えっ!?ずっと居たの!?全く気づかなかったな