INFATUATOシンドローム


璃夢「えっと……僕のこと認めてくれてありがとうございます。不安なこととか不満とかあったら何でも言ってください!僕に出来ることがあれば何とかしますから!ねっ!」


そう1年ヤンキーたちに笑いかけた。

トップなんだもん!みんなのお困り事はなんとかしないと!私はそういうトップになりたい!


「「「「「「っ…//」」」」」」


翼「……っ、お前の笑顔は凶器だな。」


雪「顔面凶器め」


そ、そんなに酷かった!?だとしても顔面凶器とか言い過ぎじゃない!?そんなこと言われたことないけど!?


「ま、まぁ可愛いけど、お前は強いしな!」

「でもあの笑顔はヤベぇだろ…」

「やっぱ、女だろ…」


えぇ!?笑ったことで女疑惑がまたも発覚!?


「いや待てよお前ら。女が極道の御曹司に勝つわけねぇだろ?」

「あっ、そっか。女がこれだけ強いわけねぇよな!」


璃夢「あはは、ははっ。信ジテモラエテ嬉シイヨ。」


女ですけど、勝っちゃいました。ごめんなさい…みんなに女だって絶対バレないようにしよう…。


キーンコーンカーンコーン


璃夢「アレ?これなんのチャイム?」


?「なんのチャイムだと思う〜?璃夢ぅ?」


ゲッ、この声は……?


璃夢「ひ、大翔さん!!?!!?」


1年ヤンキーたちをかき分けて私の目の前に現れたのは、極悪非道の象徴だった。

何故ここに!?


大翔「言っておくと、お前らがタイマンしてるところもバッチリ見てたからな?」


え、そんなに前からいたの!?じゃあもっと早く声掛けてくれても…いや、声かけられるとタイマンの邪魔だから見ててくれてよかったけど…


大翔「因みに今のチャイムは1限目開始のチャイムな?しかも時間割変更で俺の授業。」


うわぁああああぁぁああ!!なんでなんだ!?なんでいつも何かあった後の授業が大翔さんなんだ!!!

しかもこんな時に限って時間割変更〜!!?
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