INFATUATOシンドローム
第5章
ゴールデンウィーク
今日からゴールデンウィーク!嬉しいんだけど…
璃夢「なんでゴールデンウィーク明けテストなんてあるの!?」
そんなテスト必要かな!?夏休み明けテストとか冬休み明けテストがあるのは分かるよ?でもゴールデンウィークってそこまで休み長くないじゃん!
くぅ…でも2教科だけだからまだいいのかな?
イヤ!数学と英語だなんてやっぱり虐めだ!もっと家庭科とか実用的なのにしてよ!
璃夢「はぁ〜……やる気起きなぁい…。」
一緒に勉強する人がいたら捗ると思うんだけどな〜!………あっ!そういうことか!今までそんな人いなかったから私の成績が悪かったんだ!
謎が一つ解けたぞ!
プルルルルルッ
成績が悪いのを人のせいにしていると、家の電話が鳴った。
あ、電話だ。急いででないと!
前にも言ったけど、家は3コール以内に出ないとダメだから。
何故なら仮にお母さんからの電話だった場合、出なかったら荘司さんが飛んでくる。
その理由は…まあ今度話すよ。大雑把に説明するなら、私が誘拐されそうになったから。
ガチャ
璃夢「はい。」
?『もしもし、魁さんのお宅ですか?』
璃夢「はい。」
アレ?この声聞いたことあるな…
?『日向ですけど、璃夢さん居ますか?』
日向?もしかして…
璃夢「時雨?」
?『あれ?もしかして璃夢!?』