INFATUATOシンドローム


翼「おっ、貴重な雪のデレだな」


雪「はぁ?意味わかんねぇ。黙っとけ」


翼「照れんなって。まぁとりあえず、それだけ信者がいたら体育祭も大丈夫じゃねぇか?」


『信者がいたら体育祭も大丈夫』?なんで?信者と体育祭…関係性がわからない


翼「わかんねぇって顔してんな?体育祭と言えば団結力!信者にあるのは団結力!ほらな?さすがに分かるだろ?」


分からないということが顔に出ていたのか翼は教えてくれたが雑だ!しかも『さすがにわかるだろ』って言われて分からないとは言えない雰囲気なに!?


雪「はぁ…団結力の強い信者がいるから体育祭でもその団結力を発揮してくれるだろうってことだろ。」


翼「ビンゴー!」


分からず困っていると雪くんが助けてくれた。

なるほど!今の言葉にそんな意味があったのか


璃夢「ありがとう雪くん!」


雪「バカがいると話が進まないからな。」


くっ、バカでごめんなさい…。理解力が足らないんだろうな、私…。


翼「だーけど、難関があるんだよな〜」


ナンカン?ダメだ、意味不明。もう今日はダメな日だよ…頭使わせないで…。

《☆難関とは 切り抜けるのがむずかしい場面のことだよ ☆》

切り抜けるのが難しい?障害物でもあるのかな?


雪「信者じゃないヤツらのことだろ」


翼「そーそー。璃夢に不満があって仕方ないらしいな。ほら見ろよ?このプレゼント」


そう言ってダンボールの中から一つ手に取って見せてきた。

正方形の小さめの箱だ。


翼「この箱からさっきからカタカタ音がすんだよ」
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