INFATUATOシンドローム
雪「バカが難しい言葉使ってるところが怖いよな」


璃夢「あ、そういう怖い!?」


いつも頭悪いのに賢い言葉使ってるから怖いってこと!?……褒められてる?


翼「おっ!これ美味いぞ!俺好きなんだ〜このお菓子!」


そう言って二人ともダンボールの中を漁り、好きなお菓子をとっていく。


雪「なんだ?これ」


雪くんは手に持ったお菓子を見たことがないのか、不思議そうにお菓子の箱を眺めている。


翼「トッキーじゃん!それ美味いよな!あ、トッキーと言えば璃夢のクレーンゲームのテクニック、マジすげぇよ!」


雪「クレーンゲーム?なんだそれ」


翼「えぇ!!ココにも絶滅危惧いたし!」


雪「ぜ、ぜつめちゅ……。別に言えなくてもいいし……」


拗ねてるっ。可愛い!


璃夢「雪くん!僕も言えないから大丈夫!」


雪「……お前と仲間か」


璃夢「ふふっ、うん!仲間仲間!」


少し嫌そうな顔してたけどそんなの私気にしないから!おそろい嬉しいね!


翼「じゃあ放課後ゲーセン行こうぜ!璃夢とは何回も行ってるけど雪と3人で行ったことないもんな!」


璃夢「いいねっ行きたい!」


雪くんとも一緒に行きたいと思ってたんだよね!あっ、でもお財布にお金入ってたかな…見てるだけでも楽しいよね!


翼「またクレーンゲームでお菓子取ってくれよ!」


璃夢「っ、うん!」


まぁ翼が喜んでくれるならいっか!見てるだけなんて結局つまらないからやっちゃうんだろうしね!


雪「ゲームセンターには何があるんだ?」


璃夢「格ゲーとか、クレーンゲームとか、カーレースとかあるよ!」


雪「格、ゲー…だと?」

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