INFATUATOシンドローム

ー次の日ー


璃夢「…………何これ?」


私、魁璃夢は自分の下駄箱の前で困惑していた


翼「オーッス璃夢!お・は・よ・う!」


雪「朝から五月蝿い、翼。頭に響く。」


翼「なんだよ、低血圧か?」


雪「なんだ、テーケツアツって。」


翼「低血圧も知らねぇのかよ!?って、璃夢どうした?下駄箱の前に突っ立って?」


そこへ仲良く一緒に登校してきた翼と雪くん。


璃夢「おはよう、二人とも。何か下駄箱に入ってるんだよ。しかも見るからに怪しい…」


翼「ん?どれどれ?」


そう言って翼も雪くんも私の下駄箱の中を覗き込んだ


翼「また、箱だな。」


雪「箱だな。」


璃夢「しかも昨日より箱がカラフルになって大きくなってる」


【昨日の】とは私の天敵Gさんこと、ゴキブリさんが入っていた箱のこと。なぜすぐに取り出さないのかと言うと…。


璃夢「またカタカタ音がする。」


昨日の箱もカタカタ音がしてて中身を見たらGさんだったんだ。今回のこのカタカタも生き物に違いない!

絶対昨日の人と同じ人が犯人だよ!なに!?生き物箱に詰めることが趣味なの!?しかもミチミチに!?変なの!
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