INFATUATOシンドローム


翼「しかし、よく下駄箱の中に突っ込んだよな。」


璃夢「突っ込むところそこ!?」


雪「突っ込んであるだけにな」


璃夢「雪くんがわけわからないこと言ってる〜!」


いつもはそんな変なこと言わないよね!?もしかして昨日のこと思い出して意識が遠くなってる!?


翼「コレこそ爆弾じゃね?」


璃夢「爆弾がカタカタ言う?」


翼「稼働してる音とか?」


稼働したらカタカタ動くの?ホンモノの爆弾見たことないからわかんないや


雪「また開けてみたらいいじゃん」


翼「どーする?開けてまたゴキ達が出たら」


雪「璃夢が退治するだろ?」


璃夢「なんで僕の役目みたいになってるの!?僕だって潰すの嫌だからね!?」


雪「じゃあ開けなければいい」


開けるとか開けないとかどっちなの!?


翼「昨日より箱大きいから昨日の倍のゴキが入ってるのかもな」


うわぁ、余計に開けたくなくなった…


「璃夢さ〜ん!おはようごさいまーす!」


どうしようと考えていると私を呼ぶ声が聞こえ、振り向くと手を振って走ってくる5人の男の子がいた

私を呼んだあの男の子は悠真(ゆうま)くんだ

悠真くんは、私を慕ってくれてる人の一人。

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