INFATUATOシンドローム


雪「こんなに分かりやすい嫌がらせされて気づいてなかったのか」


えっ!?嫌がらせ!?コレ、嫌がらせだったの!?なんか、知ってる嫌がらせと違ったから…。そっかこれも嫌がらせか…


翼「多分、このプレゼントたちは璃夢が嫌いそうなものを詰めたんだろう?」


雪「全然効果無かったけど」


璃夢「確かにね。翼と雪くんの方に効果があったね」


でもなんで私が嫌いそうなものを?一体何がしたかったんだろう?


翼「璃夢の弱みでも握ろうとしたんじゃないか?」


私が疑問に思っているのが分かったのか翼が教えてくれた。


璃夢「Gさんとネズミが弱み…」


翼「お前女顔だし、女が嫌いなゴキとネズミ詰めたんだろ?多分。」


普通の女の子って、Gさんもネズミも退治できないものなの?………もしかして私、女の子として終わってる?


雪「ネズミもゴキブリも大丈夫…お前は怖いものもないのか」


怖いもの?そりゃもちろんあるよ。【あれ】も怖いし、でも今は【これ】が怖いよね…。


璃夢「怖いものならあるけど…」


翼「マジ?ちょー気になる!」


璃夢「でも誰でも怖いと思うよ?」


【あれ】に関しては大丈夫な人はいると思うけど、【これ】に関しては好きな人いないと思う…
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