INFATUATOシンドローム
鷹也「璃夢さん!俺も手伝いましょうか?」


煌月「馬鹿。今、先生に伝えろって頼んだだろ?」


鷹也「うえぇえ!!ヤダ!是枝ティーチャー怖ぇもん!」


煌月「大丈夫、心配するな。あの先生が怖くないやつなんてこの世に存在しない」


そう言ってぽんぽんと鷹也くんの肩を叩く煌くん


璃夢「それ言えてる!大翔さん怖くないっていう人いないよね!」


はっ、大翔さんのこの教室にいないよね!?

周りを見てみるが大翔さんはまだ来ていないようで、ほっと息をつく。


煌月「じゃあ探しに行きましょう!」


璃夢「うん!じゃあ鷹也くん、よろしくね?」


鷹也「うぅっ、璃夢さんにお願いされたら断れぬっ…行ってらっしゃーい!」


なぜか悔しそうな顔をして

そして私たちは椅子を探し求めて旅に出た





しかし何故か新しい椅子は見つからなかった



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煌月「おかしいですよね。椅子がひとつも見つからないなんて…」


もちろん椅子がないって言うのはちょっと違うんだけど、みんなと同じ背もたれがあって木と鉄で出来てる椅子が見当たらないのだ。

美術室や家庭科室のように背もたれのない丸椅子、四角い椅子はあるんだけどね…。


璃夢「もうこの際、座れればなんでもいいかな。ほら美術室とかの椅子で良くない?」


煌月「背もたれないですよ!?辛くないですか!?」


璃夢「うーん……じゃあ職員室から大翔さんの椅子を貰ってくるとか!」


職員室の椅子って全部いい椅子だよね!背もたれあるし、なんだかふかふかだし、くるくる回るし!


煌月「自殺行為!」
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