INFATUATOシンドローム

煌くんの視線が外れたことを確認して、机の中を恐る恐る見てみると


璃夢「………はぁ…。」


カッターの刃が教科書の間に挟まっていた

指先切れちゃった…なんでカッターの刃なんて入ってるの?とりあえず血は出てるけど動脈とかは切れてなさそう…

今日に限って絆創膏が切れてしまっていたので授業が終わるまでティッシュで傷口を抑えることにした。

幸いにも授業で当たることは無かったため、前に行くことも立つこともなかった



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ガラガラッ


璃夢「失礼します」


授業が終わって速攻教室を出た私は絆創膏を貰いに保健室に来ていた


璃夢「あれ?先生居ないや」


そう言えば大和さんが言ってたかも。

『ウチの学校の先生保険医はサボり魔だから欲しいものあったら勝手に使っちゃって?』って。

保険医の仕事は果たさないとダメだと思うんだけど…


璃夢「えーっと?絆創膏、絆創膏」


適当に漁って開けたり閉めたりしていると絆創膏や消毒液が入っている箱を見つけた

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