INFATUATOシンドローム


理事長室にも洗濯機があるのは知ってるんだけど、何かあったって分かったらきっと大和さんは動いてくれる。でもそんな迷惑をかけるわけにはいかない。


ガラガラッ

璃夢「失礼します」


誰もいないことは知っているが一応挨拶をしてから保健室に入る。

部屋の隅に置いてある洗濯機の前に行き、勝手に棚を開けて洗剤などを探す。

そしていつも家でやっているように洗剤を入れ水を入れ、洗濯機を回した


璃夢「これでいいかな」


することも無いので、保健室の椅子に座ってまたボーッとすることにした。

そしてグラウンドから楽しそうな声が聞こえてくるのに気づいた。


翼「雪〜!!行くぜぇ〜!!!」


雪「あー、ちゃんと狙えよ!」


翼「行くぜ!翼の技!ドライブパス!」


雪「は?厨二病か?……って!なんでそっちに向かって蹴ってんだ!方向音痴か!」


翼「ありゃ?やっぱり翼の技コピは無理かぁ〜」
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