INFATUATOシンドローム

雪「自分の技コピとか何言ってんだ?頭沸いてんのか!?」


翼「めっちゃ悪口言うんじゃん!?【チャンピョン翼!】って言う、サッカー漫画知らねぇの!?ドライブパスは翼の技のひとつだぞ!?」


雪「漫画なんて読まねぇ。つーか普通に蹴れよ。やりにくい。」


翼「読めよ!アレはすげぇおもしれぇ!」


雪「………ふん、読んでやる。貸せよ」


翼「おー!明日持ってくるわ!」


なんて会話が聞こえた


璃夢「ふふっ」


保健室まで聞こえてくるということは、相当大きな声で会話しているのだろう。面白くて声に出して笑ってしまう。

うちの学校は体育は合同でやることになっていた。三クラスと二クラスに分けて。

だから私と翼と雪くんは体育が一緒なんだ

私も一緒にサッカーやりたかったな〜。



ピーピーピーッ

グラウンドから聞こえてくる声を聞きながら何をするでも、何を考えるわけでもなくボーッとしていると洗濯機が止まった。


璃夢「よし、綺麗になった!」


汚れも臭いも完全に消えた。あとは乾燥させたいが、このまま保健室に置いて帰るのは嫌なので、とりあえず袋に入れ持って帰り家でもう一度洗濯して乾かすことに決めた。

あっ、新しい体操服の発注!大和さんに頼みに行かないと

私は保健室を出て、理事長室に向かった


キーンコーンカーンコーン

向かっている途中で授業の終わりのチャイムが鳴ってしまった。

あらぁ…このままいくと、次の授業もサボることになっちゃうかも。まぁいっか。煌くんと鷹也くんともちょっと気まずいし…
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