INFATUATOシンドローム
「俺たちが犯人って分かったわけだし、ここからは大々的にやるとするか〜」
「バレないようにってなると慎重にいかないといけねぇからなー」
「お前のクラスメイトもお前のダチも俺たちの駒だ。お前の味方はもうこの学校にはいねえーんだよ!」
私の味方はもういない?友達だと思ってた人たちさえも?
「んじゃ、小桜、また後でな」
そう言って三人は部屋を出て言った
私は放心状態になり犯人を捕まえることも、追いかけることも出来なかった。
玖音「り、璃夢!」
クラスメイトにも友達にも…私の味方はいない?
玖音「ゴメンなさい!こんな卑怯なことしか出来なくて!」
もしかして…翼も雪くんも…私のことを馬鹿にしてた?
玖音「でも、でも今日、僕言ったんだ!」
私を慕ってくれてた五人も?
煌くんも…鷹也くんも……?
玖音「もう、もうやりたく」
ダンッ
玖音「ヒッ!」
考えをまとめたいのになんだか集中できなくて壁を殴ってしまう。