INFATUATOシンドローム


「俺たちが犯人って分かったわけだし、ここからは大々的にやるとするか〜」

「バレないようにってなると慎重にいかないといけねぇからなー」

「お前のクラスメイトもお前のダチも俺たちの駒だ。お前の味方はもうこの学校にはいねえーんだよ!」


私の味方はもういない?友達だと思ってた人たちさえも?


「んじゃ、小桜、また後でな」


そう言って三人は部屋を出て言った

私は放心状態になり犯人を捕まえることも、追いかけることも出来なかった。


玖音「り、璃夢!」



クラスメイトにも友達にも…私の味方はいない?



玖音「ゴメンなさい!こんな卑怯なことしか出来なくて!」



もしかして…翼も雪くんも…私のことを馬鹿にしてた?



玖音「でも、でも今日、僕言ったんだ!」



私を慕ってくれてた五人も?

煌くんも…鷹也くんも……?



玖音「もう、もうやりたく」

ダンッ

玖音「ヒッ!」


考えをまとめたいのになんだか集中できなくて壁を殴ってしまう。
< 377 / 540 >

この作品をシェア

pagetop