INFATUATOシンドローム
そしてある日、私は反撃をした。
いつも通り連れていかれたところで押さえつけられる前に上級生を倒し、毎回毎回殴ってきた上級生も倒した
璃夢『…はぁ…はぁ……やった……やった!6年生に勝った!』
私は嬉しかった。だって強くなれたんだから。
やられっぱなしだったのにやり返せたんだ。もうこれ以上やられることは無い。
すごく誇りに思えた
しかし、その次の日私は校長室に呼ばれた。
なぜ呼ばれたのか分からなかった。
『りむちゃん、呼ばれたよ?どうして?』
クラスの女の子が聞いてきた。
璃夢『うーん…わかんない!ちょっと行ってくるね!』
そう言って私は校長室に向かった
コンコンッ
璃夢『失礼します』
校長室に入ると、そこには私を殴ってきた上級生5人と、クラスメイトの女の子に意地悪していた上級生とその母親と思われる人たち。
そして私のお母さんまでもがいた。
何故こんなにも人が集まっているのか分からなかった。
どうしたらいいか分からず動けずにいた。校長先生も、男の子達のお母さんも怖い顔をする中、私のお母さんは笑顔で『璃夢、おいで』と言ってくれた。
私はよく分からないままお母さんの隣に座った
私が座ったのを確認した校長先生は話し出した。
『昨日のお昼休み、魁璃夢さんが6年生の6人に暴行して大怪我をさせたと言う話なんですが』