INFATUATOシンドローム
そして納得したように呟いた。『だから、ココ最近は道場にたくさん通ってたのね』って。
そしてやり返したのが昨日だったんだ。
お母さんは校長先生に向かっていった
『これでも私の娘が悪いと言えますか』と。
でも相手の母親たちは引かなかった。
『その子が嘘をついてるんだわ』
と言い始めたのだ
私はムカついた。それと同時に冷静だった。小学3年生がこんなに手の込んだ嘘がつけると思っているのかと。
するとお母さんは私に聞いた
『殴られた時、痛かったでしょ?どこを殴られたの?』
私は答えた。
璃夢『お腹と、顔…あと背中…踏まれたり蹴られたりもした…』
するとお母さんは『ちょっとごめんね』というと私の服を少しだけ捲った。
そして怖い顔をすると言った
璃花『このアザを見ても同じことが言えますか』
私のお腹にあるアザを見せていった。
アザ?あの青くなってる部分のことかな?と私は思っていた
私のアザを見た相手の母親たちは一瞬ひるんだがこう言った。
『格闘技を習っているならその時にできた傷だ』と。
それに負けじとお母さんは言った。
『この子はウチの祖父がやっている道場に小学1年生の時から入っています。入っている子も顔馴染みの子達だけです。そんな空間でこんなにアザができると思いますか?』
と。