INFATUATOシンドローム

そして納得したように呟いた。『だから、ココ最近は道場にたくさん通ってたのね』って。


そしてやり返したのが昨日だったんだ。


お母さんは校長先生に向かっていった

『これでも私の娘が悪いと言えますか』と。


でも相手の母親たちは引かなかった。

『その子が嘘をついてるんだわ』

と言い始めたのだ


私はムカついた。それと同時に冷静だった。小学3年生がこんなに手の込んだ嘘がつけると思っているのかと。

するとお母さんは私に聞いた


『殴られた時、痛かったでしょ?どこを殴られたの?』


私は答えた。


璃夢『お腹と、顔…あと背中…踏まれたり蹴られたりもした…』


するとお母さんは『ちょっとごめんね』というと私の服を少しだけ捲った。

そして怖い顔をすると言った


璃花『このアザを見ても同じことが言えますか』


私のお腹にあるアザを見せていった。


アザ?あの青くなってる部分のことかな?と私は思っていた

私のアザを見た相手の母親たちは一瞬ひるんだがこう言った。

『格闘技を習っているならその時にできた傷だ』と。

それに負けじとお母さんは言った。


『この子はウチの祖父がやっている道場に小学1年生の時から入っています。入っている子も顔馴染みの子達だけです。そんな空間でこんなにアザができると思いますか?』

と。
< 390 / 540 >

この作品をシェア

pagetop