INFATUATOシンドローム
おじいちゃんの道場は小さい。だから入っているのは私と近所の子ぐらい。だから気心が知れていた。
すると相手の母親たちはやっと自分の子供を疑い始めた。
私はジッと男の子たちを見ていた。
『正直に話せよ。』と思いながら
すると男の子たちは『ごめんなさい』と謝り泣き始めた
急に手のひらを返したようにぺこぺこする校長も、相手の母親たちも気持ち悪くて仕方がなかったが、スッキリはした。
これで痛い目に遭わないで済むと。これで終わったんだと。
安心しきっていた
───────・・・──────
その次の日、また私は辛い思いをし始めることになった
学校に着けば、下駄箱の中から上履きが無くなっていた
璃夢『なんで?私ちゃんと入れたのに…』
昨日帰る時もちゃんと入れたのに…と思って周りを探してみると
璃夢『……なんで?』
ゴミ箱に入っているのを見つけた
なんで、ゴミ箱に?
璃夢『でもあったんだしまぁいっか!』
不思議に思ったが、あったのならと思い靴についたゴミをぱぱっとはらって教室に向かった
ガラガラッ
教室に入るとうるさかった教室が一気に静かになった。
いつも通り入っただけなのにどうしたんだろう?
璃夢『おはよう』
いつも通り挨拶したのに誰も返してくれず、また会話を始めていた。
聞こえなかったのかな?と思うだけで、深く考えなかった。
そして自分の机を見るとゴミがたくさん置いてあった