INFATUATOシンドローム
ひとりじゃない
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璃夢「…………んっ……」
頬に何かが当たった気がして目が覚めた。
ゆっくり目開けてみるとそこには
翼「璃夢!」
雪「…よかった、目が覚めたか」
つ、ばさ?ゆきくん?なんで、いるの?
私はどこかの部屋のベッドに寝ているようだった
翼「大丈夫か?頭、痛くないか?」
雪「……俺水貰ってくる」
翼は心配そうに私の顔を覗いてくる。雪くんは立ち上がり水を貰ってくると言う。
どうしているの?何をしようとしているの?
なにを考えているの?
私は急いで起き上がり、ベッドから飛び降りた
そして、部屋の隅まで行き二人からなるべく距離をとった
翼「り、璃夢?」
璃夢「あ……えっと…ごめん…」
落ち着かなきゃ…いつも通り笑って…なんでもないようにみせて…もう怒らせないように…
できるよね…やらなきゃいけないんだ…。
璃夢「二人とも、どうしてここに?ここは?」
翼「ここは朱雀の倉庫。お前がいるって聞いて来た。」
朱雀の倉庫?あ、羚焚が連れてきてくれたんだ…放っておいていいって言ったのに…
璃夢「…………翼たちは何しに来たの?」