INFATUATOシンドローム

雪「璃夢、風邪が悪化する。こっちこい」


なんで……そんな優しく声をかけてくるの?そんなの雪くんらしくない…。

私が邪魔じゃないの?邪魔だから…【いじめ】たんじゃないの?




……あ、もしかして油断させようとしてるの?

小学校の頃もあったよね…味方だって言われて…それを信じて…閉じ込められて………

あぁ、本当に嫌な思い出しかでてこない…。



翼「璃夢」


名前を呼ばれ顔を上げると、いつの間にか翼が目の前に立っていた。


璃夢「っ!」


しまった、考え込みすぎて全然気づかなかった。

私は急いで別の部屋の隅に逃げようとした……だけど


翼「逃げんなよ」


翼に腕を掴まれ動けなくなってしまった。

あぁ【壁に投げつけられる】

そう思った私は足に力を入れて投げられないようにしようとした

でも風邪で力が入らないから踏ん張れなかった


私は痛みが来るのを覚悟して目をきつく閉じた
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