INFATUATOシンドローム

璃夢「本当にっ……ごめんな…さい…っ…ヒック…ゴホッゴホッ…」


なんだか頭もふわふわして、呼吸がどんどん苦しくなる。


雪「落ち着け。ベット行くぞ」


翼「熱上がったか?」


璃夢「っ…ゴホッゴホッ……っ…」


雪くんに手を引かれるまま私はベッドに入った


璃夢「っ…ゴホゴホッ…ゲホッ…」


翼「璃夢、お前が無理して笑って、俺たちに心配かけないようにしてくれてたのは知ってた」


あれ、しっかり笑えてると思ってたんだけどな、バレたら余計に心配かけちゃうじゃん、かけてたんじゃん…。


翼「俺たちはお前が頼ってくるのを待ってた…お前が俺たちに相談してくれるのを待ってた…」


【頼る】?それ、鷹也くんにも言われたけど…何をしたらいいか私には分からなかった…

頼るってどうすることなのか、私は知らない…


翼「璃夢が頼るのを待つんじゃなくて、俺たちの方から手を差し伸べたら良かったのに…ごめんな?」


璃夢「っ、違うっ、僕が悪いのっ、謝らないでよ」


二人になにかしてもらおうなんて思ってなかった、自分の問題だから自分が何とかしないとって思ってただけっ、全部私が悪いの


翼「お前、頼り方が分からないんだろ?理事長から聞いた。」


大和さんから聞いたという言葉に違和感を覚える。

私、大和さんに頼り方がわからないなんて話したことないよ?

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