INFATUATOシンドローム



悠真「ホントだよ…。それで?大空と樹は何するの?」


樹「ふっふっふっ…聞いて驚け!俺たちは璃夢さんのお手伝いをするのだ!!」


大空「いいだろ?いいだろぉ〜?」


煌月「………なんかムカつくな」


そんなにいい役割じゃないと思うけど…樹くんも大空くんも喜んでるからいいんだろうけど

それと、どうして煌くんはムカついてるの?


大空「んじゃ、俺らは璃夢さんと一緒に不良集めの旅に出るので!」


旅だって!なんか楽しそう!

そっか、そっか!言い方を変えればこんなにも楽しそうなことに変わるんだね!

今度から大空くんの真似して、【ポジションシンキング】しよう!

《ポジティブシンキングだよ》


璃夢「じゃあ四人ともよろしくね?なるべく早めに戻ってこれるように頑張るから!」


樹くんと大空くんがいるから大丈夫だと思うけど!

そして私たちは不良集めの旅に出発した!






まずはそれぞれの教室を回った。

結構な人がおサボりしてましたよ。うん。

とりあえずどうして出ないのかみんなに聞いてみると、『暑い』『ダルい』『面倒い』の三拍子が多くて、特に多かったのは『景品とかないとやる気出ねぇ』らしいです

確かに…私は一年のトップになるためっていう目標があるからやる気満々だけど、みんなはそういう目標ないからな…

どうしようと考えてたら樹くんと大空くんが


樹『仕方ないな〜、そんなお前らに特別情報流してあげるよ』


大空『あ、でも他の人には内緒だぜ?』


なんて言って、こしょこしょ話を始めてしまった


『私にも内緒なの?』と思っていると

いきなり不良たちみんなが


『『『っしゃぁぁぁああああああああ!
やったるぜぇぇぇえええええぇぇええええ!』』』


と叫び始め、体操服を持って勢いよく教室を出ていった。

何を言ったのか二人に聞くけど『『内緒っ♬』』と声揃えて音符を付けて言うもんだから…

可愛くて聞けなかった…くそぉ!!

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