INFATUATOシンドローム


そしてあっという間に次の日

体育祭当日です!


「「「ウラァァアアアアアアア!」」」

「「「ッシャァアアアアアアアア!」」」


などとみんな叫んでます


璃夢「賑やかだね!」


翼「あぁ?何!?」


璃夢「だーかーらー!賑やかだねー!」


翼「そうだなぁ!」


自分の声が聞こえないほど周りの声が大きい


翼「そうだ!一年トップとしてなんか言えよ!」


璃夢「えっ?何それ?そんな決まりあったの?」


翼「決まりなんてねぇけどいいじゃん!ビシッと言ってやれ!」


雪「結婚式みたいなやつはもうやめろよ。こっちが恥ずかしくなる」


それは雪くんとのタイマンの後に言ったやつのことかな?『不束者ですが宜しくお願いします!』ってやつ。

でもホントにヤンキー初心者だから不束物だよね?


翼「みんなー!!璃夢が一言いうから黙れー!!」


そんなので静かになるわけないでしょ?


「「「………………………。」」」


黙るんだね!?あんなに煩かったのによく翼の声が聞こえたね!


璃夢「えっと、じゃあ…みんな張り切って頑張りましょーう!!エイエイオー!」


「「「おぉぉおおおおおおおおう!」」」


翼「小学校の運動会だな」


雪「いや、幼稚園のお遊戯会だろ」


大翔「おーい!開会式始まるから並べー!」


「どうやって並べばいいっすかー?」

「もうテキトーでよくねー?」

「つーか開会式必要なくねー?」


でも小中学校よりは簡単な開会式になるんじゃないのかな?大和さんなら尚更適当にやりそうだし


璃夢「まぁみんな、とりあえず並ぼう?」


そう私が言うと


「「「オ─────────スッ!」」」


と良い返事をしてクラス順に並んでくれた


大翔「す、すげぇや」


翼「信者だからな」


雪「狂信者怖ぇ…」


みんな凄いね!私のこと認めてくれてるみたいで嬉しいや!

< 460 / 540 >

この作品をシェア

pagetop