INFATUATOシンドローム


大和「昔話をすると、頭がいい奴ばっかり集まってたこの学校である日、親から無理矢理入れられてた財閥の生徒が限界になってグレちまって、ソイツとつるんでた奴もグレちゃったの」


財閥の坊ちゃんがグレた!?どんだけストレス溜まってたの!?

でも無理やりって言うのは嫌にもなるよね。もしかしたら、入りたかった学校がほかにあったのかもしれないし。


大和「自分の好きな高校に入ろうと思ってたのに勝手に決められて、友達と遊ぼうにも『勉強しろ勉強しろ』ってうるさくて自由がなくて嫌気がさしたんだよね」


あ、やっぱり自分の入りたい学校があったんだ。

…私、友達いたことないから友達と遊ぶってどんな感じなのか分からないけど、これもまたやりたいことを制限されてたってことなんだよね?

それにしても、やけに詳しい。この学校の伝説みたいなものなのかな?


大和「グレてたら巷(ちまた)で有名なヤンキーになってて次の年にはグレたヤツらが入学してきた。んでソイツは学校辞めた。あ、辞めさせられたわけじゃなくて、自分の意思で、親ともしっかり和解して、な?」


なんだろう…違ったらあれなんだけど、もしかして…。


璃夢「その昔話、大和さんの…こと、ですよね…」



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