INFATUATOシンドローム
雪「そういえば、怪我はどうだ」
璃夢「大丈夫だよ!治りつつあるし!」
翼「……この2ヶ月で分かったことがある」
璃夢「?いきなり何?翼」
翼「お前の大丈夫は宛にならない!!」
璃夢「え〜?そんなことないでしょ!?」
雪「……イヤ、現に大丈夫だって言って酷い怪我になってただろうが」
璃夢「…くっ!返す言葉がないっ!」
翼「今度からはちゃんと俺らに言うんだぞ?」
璃夢「はぁ〜い!」
《ホントに仲良しだね、3人は。因みに聞きたいんだけど、イジメっ子三人組はどうなったの?やっぱ、退学?》
翼「そりゃあ、璃夢に手出したんだからな。」
雪「退学するのが妥当だよな」
《あっやっぱり退学?最後の方、璃夢に惚れたとか言って許して貰えそうな空気になったけど、やっぱりダメだったか》
翼「イヤ、璃夢は許した」
《えっ!?許したの!?あんなに酷いことされたのに!?》
璃夢「だって土下座してくれたし」
《土下座なんてやらせようと思ったらいつでもやらせられるんだよ!?自主的にやったやつなんて!なんの価値もない!》
璃夢「待って?今物騒なこと言わなかった?ねぇ?」
翼「璃夢は甘いよなぁ〜」
《甘いよねぇ〜?》
雪「殴っていいし蹴ってもいい、殺してくれてもいいって言ってたのに」
《そこまで言ってれたのにやらないなんて勿体ない!》
璃夢「作者ちゃんだめ〜!!僕は平和主義なの!謝ってくれたならそれで良かったのに!」
《あれ?過去形?良かったのに?どういうことかね?》
璃夢「僕は許すって言ったのに他のみんなが許さなくて…」
翼「他のみんなって言うのは、俺と雪だろ?後は五人組と二人組の狂信者。」
《あぁ、名前を出さなくても誰かわかるね》
雪「俺たち九人、あと理事長と胡桃先輩が三人組を殴り蹴り、死の寸前まで追い詰めました」