INFATUATOシンドローム
玖音「重いもの運ぶのは慣れてるからね」


すごいな〜私ももうちょっと力つけないといけないかな……。こんなんじゃナンバー3に入れないかも!


大翔「しゃーねぇな、俺が3個持ってやるよ」


何度持ち上げようとしても、一ミリも持ち上がらないところを見ていた大翔さんが、呆れながらにそう言ってきた。


璃夢「わぁ、ありがとうございます!」


大翔さんは一旦持っていたダンボールを下ろし、私が積み上げたダンボールを1つとるとさらに自分のところのダンボールに積み上げた。

なんでまたこう軽々と出来るかな?


大翔「弱っちぃ璃夢ちゃんはダンボールひとつだけ持ってきてくだちゃいね〜」


そしてバカにしたような、小さい子にかけるような言葉遣いでそう言ってくる大翔さん。しかも言葉だけじゃなくて表情もなんだムカつく。

確かに女の子だから力では負けるかもしれないけどそんなふうに言わなくてもいいじゃん!?

大翔さん思ったより優しくない!絶対私をからかって遊ぶの楽しんでる!酷い!意地悪!良くない性格してる!
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