INFATUATOシンドローム


玖音「既に先生の逆鱗に触れた気が…」


大翔「その通りだなー」


玖音は優しい性格だな。だって大翔さんならこれくらい何とかできるでしょう?それなのに扉を開けてあげるかどうか迷ってる。


璃夢「大翔さんはいいんですよ。それより大翔さん、いつまでそこにいるつもりですか?早く出てきたらどうですか?」


中々出てこないけど……。一旦荷物置いてとびら開けてもう一回持つだけだよ?

軽々ダンボール3個持てるんだからそれくらいいけるでしょ!


大翔「そうだよな。お前と話すなら出て話した方が殺りやすいし」


やりやすい?何言ってるんだろ?


玖音「も、戻るなら早くしないと」


璃夢「どうしたの?」


玖音「是枝先生、怒るとヤバいって評判だよ?」


璃夢「そうなの?じゃあ早く帰ろうか」


ヤバいって何がヤバいのか全然分からないけど、とりあえずもう帰ろう?1個でも重たいものは重いからさぁ


ガチャ

大翔「お前には後で個別指導だよ」


するとダンボールを持たずに扉を開けた大翔さんが般若みたいな顔が出てきた

お、怒ってるんですか?器が狭いよ!もっと寛大な心を持って!?
《それを口に出さなかったのが唯一の救いだ》


璃夢「に、逃げろー!」


そして走った!逃げるが勝ちだ!

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