INFATUATOシンドローム









璃夢「はぁ……はぁ…………重ぃ……」


教室にたどり着いたはいいがドアがしまっていた。手が塞がっていてドアが開けられない。
そしてそして玖音もついてきていない

くそっ、大翔さんに捕まったのか!ごめんね玖音っ、君の死は無駄にしない!

《殺すな》


璃夢「誰か……はぁ…いないの?」


息が切れてしまってうまく中にいる人に私が扉の前にいると存在を伝えられない。

まぁどんちゃん騒ぎで気づかないよね、こんな小さな声。

はぁ……体力落ちちゃったのかな…。筋トレは続けてたけど、現役の時と比べたら落ちたよなぁ…。


ガシッ


?「おい」


誰ですか!?今、息整えるのに忙しいんですけど!

そう思って振り返ると……











?「なんで昨日逃げたんだよ」


璃夢「や、八重樫翼くん!!?!?」


肩を強い力で掴んでいたのは、昨日一生懸命逃げた相手。八重樫翼くんだった。


翼「体育館で名前言うなり飛び出していって見つけたと思ったら月城と逃げるだと?しかも朝見た時ずっと走ってるし、校内入って教室先回りしたけどいねぇし!なに?俺のこと避けてんの?」


あわわわわわ!今日のなんだか止まっちゃいけない気がしたのって八重樫くんがいたからなの!?

感が冴えてる〜!
《呑気なことを言っている場合ではない》

しかも遠回りして教室着いたのは正解だったっぽいね!そうじゃなかったら八重樫くんに捕まってた!よかったぁ〜
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