INFATUATOシンドローム
理由言わないと納得してくれないんだろうと、昨日と今日で分かったので簡単に説明することにした。
璃夢「僕は親のためにこの高校に通ってるんです。ココなら学費も安いし、ナンバー3に入れば学費免除ですから。僕が頑張れば親の負担がかなり削減出来るんです!だからなんと言われようとこの高校から出るつもりはありません」
もう私の意思は固く決まっているの!もうこの高校で生活していく覚悟もできてる!それを今更変えることはムリです!
龍虎「親の負担………貧乏なのか」
うっ、はっきりいいますね…。ていうか、今の内容だけで私が貧乏ってバレるだと!?月城先輩すごすぎ…
璃夢「そうです、貧乏ですよ。父は私が小さい頃に亡くなってるから母子家庭だし」
お母さんはそう言ってた。
お父さんは私がお母さんのお腹にいる時に亡くなっちゃったらしい。そういえばお父さんの写真は見せてもらったことないな?
居ないのが当たり前で育ったから、最初荘司さんのことをあまり帰ってこないお父さんだと思ってたんだよね。
龍虎「亡くなった……それは違うだろ」
璃夢「?何がですか?」
龍虎「お前の父親は死んでなんかいない」
何を違うと否定されたのかと思えば、まさか私のお父さんは死んでいないと言う。
璃夢「いやいや〜死んでますって。何を根拠に言ってるんですか?」
龍虎「それは……………」
確かに記憶にないしお母さんがそう言ったのを聞いただけだよ?でも死んでないのに死んだって嘘つく必要はないんじゃないかな?