INFATUATOシンドローム
龍虎「コイツの言う通り俺の勘違い?……でも同名?確かに名字は違うが……面影が…」


すると考え込むように何かを呟きながら俯く月城先輩。


璃夢「えっと…大丈夫ですか?」


龍虎「っ…。……大丈夫だ」


ほんとに大丈夫かな?なんだか悲しそうというか寂しそうというか…。私、傷つけちゃった…のかな?


龍虎「………もう八重樫はいないだろう。早く教室にもどれ」


確かに、私の名前を呼ぶ声も聞こえないかも。って、あっ!教科書放り投げたままだ!急いで戻らないと!


璃夢「かくまってくれてありがとうございました!」


ガラガラッバタンッ!

ヤバいヤバい!大翔さん絶対怒ってるよ!








龍虎「はぁ……璃夢……違うのか?せっかく…また一緒に……」



















大翔さんはもちろん怒ってました


大翔「テメェな!ダンボール放り投げてどこ行ってたんだ!中身がぐしゃぐしゃになったらテメェが金払うことになんだぞ!?」


璃夢「えぇ!?僕そんな大金持ってません!」


大翔「っんなこと知るか!オメェはどこに行ってたんだって聞いてんだ!」


璃夢「あっ!それが聞いてくださいよ!八重樫くんがいきなり『タイマン張っ!』って言って追いかけてきたんですよ!」


大翔「タイマンは?」


月城先輩と同じ反応しないでくださいよ

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