INFATUATOシンドローム
第3章

ケンカ三昧!

キーンコーンカーンコーン


璃夢「はぁ…やっとお昼だ〜」


あの後教科書が配られて、学校の見取り図と部活動のプリントをもらって自己紹介をした。

ちゃんと自己紹介しなかった人には大翔さんからの重い鉄拳が頭に直撃しました。

アレは痛いと思う…私の頭に落ちなくてよかったとつくづく思う…

部活動の紙、見てみたんだけど格闘技部は無かったんだよね…。

他にもたくさん部活動があったんだけど、大翔さん曰く、あまり活動してないんだって。


璃夢「さて、お腹すいたしお昼食べよ!」


流石に運動(追いかけっこ)もしたからお腹ぺこぺこだよ〜。

そして私はカバンの中から弁当を取り出した。

弁当って言ってもおにぎり一つに、小学校から使ってる一段の弁当箱にオカズが2、3品ほどだけどね。


「おい!魁!」


璃夢「っはい魁です!」


まずは手を洗わないとだねと立ち上がると、大きな声で名前を呼ばれたので思わず返事をしてしまった

びっ、びっくりしたぁ〜呼び止めるならもっと声小さくても聞こえるよ?私耳遠いと思われてる?


「俺とタイマン張れよ」


そして呼び止めてきた人だろうか?わざわざ私の目の前まで歩いてきて腕を組み仁王立ちを始めた。

……えっと………誰?………誰だ?

まぁ誰かは別にいいか。よく見てみればさっき自己紹介してたような気がするし。ごめんね、1回で顔と名前覚えられるほど賢くなくて…。


璃夢「タイマン?なんで?」


よく考えてもみてよ?今からみんな大好きご飯の時間だよ?お腹がすいてるからご飯を食べる時間なのに、なんでタイマンなんて運動しなくちゃいけないの?


「お前ひょろっこいし女みたいだろ?その癖ナンバー3とかマジで気に食わねぇんだよ」


あ、ちゃんと理由言ってくれるんだ。

てか、好きでナンバー3に入ったわけじゃないんですけど!……まぁナンバー3に入ってるは嬉しいけど。

それに女みたいっていうか女だし…気に食わないって言われてもどうしようもないし…


璃夢「勝手に恨まれても困るんですけど…」


自分がナンバー3に入れなかったからって恨まないで欲しい…。

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