INFATUATOシンドローム

そしてその頃の璃夢は……


璃夢「はぁ…ホントに弁当食べたいだけなのに」


まだ弁当を食べていなかった。

食べてないんじゃないんだよ!?食べられないの!

食堂に行ってみたけどそこでもケンカ吹っかけられるし、
裏庭に行ってみたけどそこに居たヤンキーにケンカ吹っかけられるし、
空き教室探したけど中にいっぱいヤンキー入ってたし、
屋上だ!って思ったけどよく言うじゃん?ヤンキーの溜まり場って!
《高校自体がヤンキーの溜まり場である》


そうなったら行くとこないよ…どうしよう!!早くしないとお昼休み終わっちゃうし!








あっ!理事長室!困ったことがあったらおいでって大和さん言ってくれた!

見取り図を取り出して理事長室を目指した。

えっと、こっちの階段から行った方が近いけど、今倒したばっかりのヤンキーさん達がいるかもしれないから……。


璃夢「はぁ…頭なんて使いたくないのに…」


お腹もぐぅぐぅなっていて限界なので、もう考えないようにしよう、そう思いながら理事長室へと向かった。

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