INFATUATOシンドローム


荘司さんの教えその2は、脅し。嘘を固めてたくさん脅す。冷静な口調で言うほど効果的とのことだ!

冷静な口調を頑張ってるけど、心臓はドッキドキのバックンバックンだ。


「じゃ、じゃあ何でお前は無事なんだよ!」


璃夢「ん〜?何でだろうね?ねぇ、どうしてだと思う?」ニコッ


そう言って笑った

ニッコリ攻撃!これは荘司さんの教えその3だ!その2と合わせると効果倍増って言ってたんだよね〜!


「ひっ、ひぃっ!」


ヤンキーくんはよく分からない奇声を発して走っていった

ありがとう荘司さん!あなたのおかげで無駄なケンカをしなくて済みました!

さて!急がないと大翔さんに怒られちゃう!



キーンコーンカーンコーン


うわぁっ!鳴っちゃった!これは絶対5限目始まるチャイムだ!くっそぉ!あのヤンキーさんのせいだからね!?


ガラガラッ!

よっしゃセーフッ!


大翔「おーい璃夢ちゃ〜ん?なんで遅れたんだ?あ゙ぁ?」


じゃなかった!めっちゃ怒ってる!


璃夢「ゴメンなさい!」


大翔「謝罪はいいんだよ。なぜ俺の授業と知っていながら遅れたんだ?」


えぇ!次って大翔さんの授業だったの!?


璃夢「そんなに僕に授業受けて欲しかったんですね?それは悪いことをしました」


そりゃ、最初の授業だもんね。全員に聞いてもらいたいよ


大翔「そーじゃねぇ!そういう気持ち悪いことはどうでもいいんだ!何をしてて遅れたかを言えって言ってんだ」

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