INFATUATOシンドローム

ガラガラッ

「魁ー！タイマン張れや！」


まるでヤンキーが乗り込んでくるのが分かっていたかのようだ。

えっ、もしかしてやることってこれのこと！？もー！なんでみんな私にばっかりタイマン申し込みに来るの！？


璃夢「なんでみんな僕のところに来るの！？八重樫くんとか日向くんもいるでしょ？！」


「っんなのオマエが一番 “弱そう” だからだよ！」


………【弱そう】……？は？


璃夢「…………誰が弱そうなの？」


「っ！」


璃夢「じゃあ弱い僕に負けた時の君はさぞかし滑稽だね？」


もちろん、弱いと思ってる相手にしか喧嘩挑みに来れない時点で君は雑魚だと思うけど？


大翔「弱いは地雷か。つか、目で相手を殺すってホントだったんだな」


教卓に腕を突き、顔を乗せて観戦していた大飛は璃夢をみてそう呟いた。


「ふ、ふざけんな！！何が滑稽だ！俺にやられた時のお前の方が！」