INFATUATOシンドローム


璃夢「…声大きすぎてうるさい…。タイマン張りたいんですよね?いいですよ、相手になります。あなたからどうぞかかってきて下さい」


弱そうとか自分より弱いヤツに言われたくない
《弱そうな奴ではなく弱いと言いきった》


「うらぁぁああああああ!!」


そして拳を僕に向けてこちらに走ってくる弱いヤンキー。それを横に避けて鳩尾に蹴りを入れた


「ぐへっ!」


そして次殴りかかられてもいいように体勢を整える。


バタンッ

しかしヤンキーは倒れると動かなくなった。


璃夢「……え?待って?一発終了?」


ツンツンッ

私は倒れたヤンキーのそばにしゃがみ込み、頭や顔を突っついた


璃夢「ねぇ、つまんないんだけど。やる気にさせたのはソッチでしょ?」


ついでに頭をはたいてみる。それでも起きる気配は全くない。


璃夢「えぇ…あれだけ啖呵切ったクセにこの程度なの?ダサ〜い…」


こんなんで倒れるくせに、よく私を弱そうとか言えたよね。まず自分の実力見直して来たらどうなのって話?

手応えが全くなかったのが余計に私をイライラさせる。


大翔「はい璃夢、終わりな〜」
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