INFATUATOシンドローム
璃夢「わかりました。八重樫くんがそれでいいのならタイマン張ります…」
翼「おぉ、やっとその気になったか!」
璃夢「はい。でも放課後でもいいですか?」
翼「はっ?今からやってくれるんじゃねぇのかよ?」
璃夢「だって朝はダルいし、昼はご飯食べたいし、その後は眠たいです。だから放課後でお願いします」
翼「ダルイとか眠いとか知るか!腹減るのは同感だけどよ…まぁタイマンちゃんと張ってくれるんだろ?なら放課後でもいいぜ」
璃夢「場所は八重樫くんが決めてください」
翼「う〜ん、そうだな……屋上とかどうだ?」
屋上?
璃夢「なんかカッコイイですね!」
屋上ってなんか青春!告白現場とか!
《発想が乙女だ。しかしこの学校で告白があれば違う物語の始まりだ》
翼「じゃあ放課後、屋上な」
璃夢「わかりました。やるからには僕も本気で行きます!」
翼「あぁ、じゃあ放課後な」
璃夢「はい!では!」
そう言うと八重樫くんは普通に帰っていった
八重樫くんとは普通に仲良くしたかったんだけど…もう無理だね………タイマン張ってそこから仲良くなるなんてあるわけないし…言わば敵同士?みたいなものだもんね…。
ううん、いいんだ!学費免除と格闘技を精進したら!
璃夢と翼は知らない…この会話を誰かが聞いていたなんて……