INFATUATOシンドローム
大和「えぇ〜じゃあ璃夢ちゃん作ってよ〜」
璃夢「私は大和さんのお母さんじゃありません。もうそれなら荘司さんに作って貰ったらどうですか?」
荘司さん前に、作っても食べてくれる人いないと作る気にならないって言ってたもん。わかるよその気持ち。自分のためだけにちゃんとしたご飯って作りたくないもん。
荘司さんは大和さんにご飯を作るために自分の分も作るようになるでしょ?私の負担も減るし、荘司さんも大和さんもご飯を食べるようになる!おぉ!めっちゃいい案!
大和「え゙っ俺男の弁当とか食いたくねぇよ」
璃夢「コンビニの弁当だって、出前のものだって男性が作ってますよ」
必ずしも女性というわけではない。なんなら出前のお店なら男性の料理人さんの方が多い気がする…?
大和「やっぱり食費だすから作ってよ〜?それか、ここのキッチン使っていいから毎日作りに来てよ〜」
え、ここ理事長室だよね?キッチンなんてあるの?
璃夢「キッチンがあるなら自分で作ればいいじゃないですか」
大和「俺料理できないもーん」
じゃあ尚更なんでキッチンなんて付いてるの!?絶対要らないじゃん!
もぉ…このままだと丸め込まれてご飯作りに来なきゃ行けなくなりそう…仕方ない…授業に出るか…。
璃夢「ご馳走様でした。では荘司さんには伝えておくので」
私は弁当箱を包み終え、立ち上がりながらそう言った。
大和「えぇ!?あれマジだったの!?」
璃夢「それでは授業に行ってきます!」
大和「スルーしないでよ!」
パタンッ
ふぅ、なんとか出られた…。ただここから教室戻って授業か………。なんだか嫌な予感するなぁ…。
そんなことを思いながら教室に戻った。
そして予感は当たり、その後の授業で大翔さんに当てられまくり、全ての答えが間違いだったのは言うまでもない