Underground
2節
本当に迎えに来たんだ。
2階から校門を確認すると、バイクに寄りかかって煙草を吸っている岳海がいた。
いつもの所で煙草吸ってから行きたいんだけど、来ちゃったものは仕方ない。
あんまり待たせると機嫌悪くなりそうな性格してそうだしww
「んじゃ、みんなバイバーイ」
「おー、じゃねー」
つるんでる何人かの知り合いに挨拶をして教室を出る。
「お待たせーww」
ヘルメットを投げて寄越したので、それを被る。
「バイクでかいね?何CC?」
「1200」
大型ってことは、18歳以上は確定だ。
黒とシルバーのシンプルなデザイン。改造も特にしてないのかうるさくない。
岳海はバイクをコンビニで止める。
「なんか買うの?」
「夕飯。雅も買っとけば?」
「ラジャー」