Underground
「情報屋ってのは信用が何よりも大事だ。緊急の用は俺。2、3日余裕がある用はお前にかけるように顧客には言ってある。
これから状況によってはどっちかの携帯にしか登録しない番号も出てくる」

「了解」


高校生で携帯2台持ちって凄いわーww


「んじゃ、7時に客来るから、これつけろ」

「は?お面?」


それは縦に半分になったピエロのお面。


「顔の片側だけ隠して意味あんの?」

「これは、お面をつけてる時は仕事中って意味だ。表歩いてて客にあっても知らない振りをしますって意味の面。
顔を隠すだけが面の意味じゃねぇんだよ」

「了解」

「それに、向こうからも表では話しかけるなって意味だ。それが守れねぇ顧客は棄てる」

「オーケー。理解した」


私が右半分で岳海が左半分を付ける。


「それと、これに着替えろ」


渡してきたのは黒いスーツ。シャツもベルトもネクタイも黒。黒子かよww


岳海も普通に着替えているので、私も普通に着替えた。


「……お前さぁ。俺、一応男だけど恥ずかしいとかねぇのかよ」

「あー、見られて減るもんじゃないし?ww」

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