Underground
封筒に入っていたのは3枚だったらしく、順番に男が目を通していく。
「………お前、名前は?」
3枚目の書類を見ながら聞かれる。
「藤井 雅。あんたは?」
聞いてきたんだから、名前くらい聞いていいだろう。偽名でも何でもいいけど、流石にあんたじゃ失礼だから。
「黒岩 岳海クロイワタケミ。この3枚目は雅宛だ」
「は?私?」
店長は私がいる時に封筒を岳海が開けると分かっていたのだろうか。
──藤井さんへ
申し訳ないが、藤井さんにはこれからそこで働いて貰いたい。給料はコンビニのバイトなんかよりも格段に良くなると思うけど、少し危ないかもしれない。
けれど、藤井さんは結構非日常が好きだと思うから、たぶんそこは似合うと思うよ。飽きない仕事だ。
幸運を祈ってる。
From店長──
「ねぇ、ここってなんの仕事してんの?」
「基本的に情報屋」
「………お前、名前は?」
3枚目の書類を見ながら聞かれる。
「藤井 雅。あんたは?」
聞いてきたんだから、名前くらい聞いていいだろう。偽名でも何でもいいけど、流石にあんたじゃ失礼だから。
「黒岩 岳海クロイワタケミ。この3枚目は雅宛だ」
「は?私?」
店長は私がいる時に封筒を岳海が開けると分かっていたのだろうか。
──藤井さんへ
申し訳ないが、藤井さんにはこれからそこで働いて貰いたい。給料はコンビニのバイトなんかよりも格段に良くなると思うけど、少し危ないかもしれない。
けれど、藤井さんは結構非日常が好きだと思うから、たぶんそこは似合うと思うよ。飽きない仕事だ。
幸運を祈ってる。
From店長──
「ねぇ、ここってなんの仕事してんの?」
「基本的に情報屋」