Underground
「私がここでする事ってなに?情報屋とか、ハッキング技術なんて持ってないよ?ww」


てか、本気?情報屋って職業はこの世にあるんだー。

2本目の煙草に火をつける。


「茶汲みとか書類整理とか雑用」

「岳海はここで私が働くことに問題はないの?」

「……親父が選んだんだから、心配はしてねぇけど期待はしてねぇよ」

「コンビニの店長が岳海の親父なのwwへー、じゃあ店長は元ヤのつく職業か、知り合いにいるでしょww」

「なんでそう思う?」

「だって、情報屋ならそっちの人とももちろん仲良くなるわけじゃない?だって、岳海は見たところ私とあんまり歳は違わなさそうだし。
ろくに世間も知らないガキだけだと成り立っていかないと思ってさww
まあ、別に何でもいいや。知りたい訳でもないしね」


2本目を灰皿に押し付けて、銀行名と口座番号をサラサラとメモ帳に書いて、岳海に渡す。


「給料は岳海が払ってくれるんでしょ?」

「そうだ」

「これ、口座番号だからよろしく。
シフトは?」

「毎日学校が終わったら来い……いや、明日は迎えに行く。
来れない時は、電話しろ」

「分かった。じゃあ明日ね」

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