Sunny 〜私を照らす君の隣〜
タイトル未編集
「メーグ!おはよう!」
「先輩‼︎おはようございます!遅くなってすみません!」
「全然大丈夫だよ。」
いつもの待ち合わせ場所で、今日も先輩が太陽みたいな笑顔で笑いかけてくれた。
彼の名前は、谷本星夜。
私、野澤恵の、彼氏。
ちなみに私は高2、先輩は高3だ。
私が高1の時、先輩から告白されて、付き合うことになった・・・らしい。
らしいというのも、私は高1の冬、交通事故にあったらしく、中3の冬から1年間の記憶がない。
・・・だから先輩との記憶が1つもないんだ。
まぁ、事故の事も覚えてないんだ けどね。
だけど先輩はこんな私に、
「俺のこと忘れても、俺がメグを好きな気持ちは変わらない。
もう一度、1から始めればいいじゃん。
もう一度2人で、たっくさん思い出を作っていこうな。」
そう言って笑ってくれたんだ。
すごく嬉しかった。
あぁ。
思い出すことは出来ないけど、私はきっと、この人に、恋をしていたんだな。
って思った。
私は先輩のことが・・・すごく好きなんだ。
だからこの気持ちは、絶対に忘れない。
もう、忘れたくない。
「メグ、手、つなごっか。」
「はい‼︎」
そう言って握った先輩の手はあったかくて、先輩の優しさが溢れてるんだと思った。
「それよりさメグ、頭、爆発してない?」
「えっ⁉︎ほ、本当ですか⁉︎最悪〜。」
もっと早く起きてれば、もっと念入りにブローできたのに。
「どこらへんがはねてますか?」
「ハハハハッ、ウソだよ。メグって、こういうのすぐ引っかかるから、からかい甲斐がある。」
えっ・・・⁉︎
「先輩‼︎ひどいです‼︎」
でも、ウソで良かった。
だって、寝ぐせなんかつけて、先輩の隣歩くなんて失礼すぎてできないもん。
「ハハ、ごめんごめん。あ!メグ、朝ごはん、なんだった?」
「あー、先輩、話そらしたな!もー。朝ごはんは、ごはんとお味噌汁と、えっと・・・。」
「答えてはくれるんだね・・・。」
「卵焼きと、・・・あと、ヨーグルトです‼︎」
「ブッ‼︎ハハハハッ‼︎ なんで、和食にヨーグルト?チョイスがメグらしくて、面白い。」
「面白くないですよ!それに、美味しいんですよ、結構。」
「そーなの?ふーん。じゃあ俺、明日やってみよー。
あ、そういえば、牛乳飲んだ?」
「の、飲みましたよ‼︎あー、すっごい背伸びた気がするなぁ‼︎」
「気がするだけね。」
「うるさいです。」
ハハハハッ、と、先輩はまた笑う。
先輩と、こんな他愛もない話をして歩くのが好き。
先輩の笑った顔が好き。
・・・記憶が戻ったら、もっと楽しいのかな。
早く先輩のこと、思い出したいな。
・・・どうすれば、思い出せるのかな。
思い出したら、先輩の隣で心から笑いたいな。
「メグ、大好き。」
「私もです。」
チュッ
先輩の唇が私のおでこに優しく触れる。
「あー、幸せ。こんなふうに、メグが俺の隣で笑ってくれる日が来るなんてね。」
「え?事故にあう前の私、笑ってたんじゃないんですか?」
先輩が微笑む。
・・・すごく寂しそうな顔をして。
・・・前の私、笑ってなかったのかな。
それなら尚更急がなきゃ。
・・・先輩、もう少し待っていてくださいね。
私、必ず先輩のこと、思い出します。
「先輩‼︎おはようございます!遅くなってすみません!」
「全然大丈夫だよ。」
いつもの待ち合わせ場所で、今日も先輩が太陽みたいな笑顔で笑いかけてくれた。
彼の名前は、谷本星夜。
私、野澤恵の、彼氏。
ちなみに私は高2、先輩は高3だ。
私が高1の時、先輩から告白されて、付き合うことになった・・・らしい。
らしいというのも、私は高1の冬、交通事故にあったらしく、中3の冬から1年間の記憶がない。
・・・だから先輩との記憶が1つもないんだ。
まぁ、事故の事も覚えてないんだ けどね。
だけど先輩はこんな私に、
「俺のこと忘れても、俺がメグを好きな気持ちは変わらない。
もう一度、1から始めればいいじゃん。
もう一度2人で、たっくさん思い出を作っていこうな。」
そう言って笑ってくれたんだ。
すごく嬉しかった。
あぁ。
思い出すことは出来ないけど、私はきっと、この人に、恋をしていたんだな。
って思った。
私は先輩のことが・・・すごく好きなんだ。
だからこの気持ちは、絶対に忘れない。
もう、忘れたくない。
「メグ、手、つなごっか。」
「はい‼︎」
そう言って握った先輩の手はあったかくて、先輩の優しさが溢れてるんだと思った。
「それよりさメグ、頭、爆発してない?」
「えっ⁉︎ほ、本当ですか⁉︎最悪〜。」
もっと早く起きてれば、もっと念入りにブローできたのに。
「どこらへんがはねてますか?」
「ハハハハッ、ウソだよ。メグって、こういうのすぐ引っかかるから、からかい甲斐がある。」
えっ・・・⁉︎
「先輩‼︎ひどいです‼︎」
でも、ウソで良かった。
だって、寝ぐせなんかつけて、先輩の隣歩くなんて失礼すぎてできないもん。
「ハハ、ごめんごめん。あ!メグ、朝ごはん、なんだった?」
「あー、先輩、話そらしたな!もー。朝ごはんは、ごはんとお味噌汁と、えっと・・・。」
「答えてはくれるんだね・・・。」
「卵焼きと、・・・あと、ヨーグルトです‼︎」
「ブッ‼︎ハハハハッ‼︎ なんで、和食にヨーグルト?チョイスがメグらしくて、面白い。」
「面白くないですよ!それに、美味しいんですよ、結構。」
「そーなの?ふーん。じゃあ俺、明日やってみよー。
あ、そういえば、牛乳飲んだ?」
「の、飲みましたよ‼︎あー、すっごい背伸びた気がするなぁ‼︎」
「気がするだけね。」
「うるさいです。」
ハハハハッ、と、先輩はまた笑う。
先輩と、こんな他愛もない話をして歩くのが好き。
先輩の笑った顔が好き。
・・・記憶が戻ったら、もっと楽しいのかな。
早く先輩のこと、思い出したいな。
・・・どうすれば、思い出せるのかな。
思い出したら、先輩の隣で心から笑いたいな。
「メグ、大好き。」
「私もです。」
チュッ
先輩の唇が私のおでこに優しく触れる。
「あー、幸せ。こんなふうに、メグが俺の隣で笑ってくれる日が来るなんてね。」
「え?事故にあう前の私、笑ってたんじゃないんですか?」
先輩が微笑む。
・・・すごく寂しそうな顔をして。
・・・前の私、笑ってなかったのかな。
それなら尚更急がなきゃ。
・・・先輩、もう少し待っていてくださいね。
私、必ず先輩のこと、思い出します。
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