マドンナは社長秘書室勤務

つまり私が倒れた原因をその警備の人達も見たと言うことになる。

なんて、なんて恥ずかしいのだろう。

それを見た人が誰かに喋りそれが広まってしまったなら…

私はいたたまれなくなり俯く。


「榛原さん、ご心配なさらずに。部隊の者は誰一人起こった事は漏らす事はまず有り得ません。どんな事も社長に関する事は口を漏らさないよう日々厳しい訓練しており、それ以外の難題も難なくクリアした優秀な者達で結成しています。私が知っているのは社長と常日頃共にする第一秘書の立場として。ですから今現在会長が知る事もないですし、その他も。会長に関して言えば榛原さんが訴える気があるならお伝えする事になりますが」


私が田神社長を…？


「訴えません。私は田神社長を訴えるような事されてません」

「そうですか？後悔しませんか？？」


しません、と頭を横に振り田神室長に伝える。