マドンナは社長秘書室勤務


「やめてください…っ」

「榛原さん。君って子は一体どうして。最近よく男子生徒に囲まれてるよね」

「やだ…!」

「もう許せない。このまま僕だけの。僕だけの榛原さんになってくれないかなぁ?」


吐き気がする。


「榛原さんの事守ってあげるよ。ずっと僕の部屋から出なくていいんだ。人が苦手な榛原さんは喜んで受け入れてくれるよね」

「や…!」

「ああっ、榛原さんにずっと触りたかったんだ」


先生の荒い呼吸が生々しく耳元で感じ、ペロリと舐められた首筋の感触に私は悲鳴を上げた。

気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い。

乱暴にボタンを外されあらわになった私のブラジャー。

バタバタとばたつかせても先生は止まらない。


「いやああああああああああ」


不幸中の幸いと言うべきか私の悲鳴を耳にした教頭先生が保健室に飛び込んでくれたから、先生には触られ舐められただけで済んだけれど。

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