マドンナは社長秘書室勤務
教頭先生にベッドの下へ投げ飛ばされた先生は悪気なく、それどころか、どうして?と何度も何度も呟いて。
そんな先生の姿に我慢できずベッドの上で乱れた制服のままリバースした。
……騒ぎを聞いて駆け付けてきた何人もの先生達と外から声がする同年代の声。
私にはいつの間にか毛布がかけられて、目の前で怒った両親が警察官と何やら話していた。
また君が被害者?
そんな目をした警察官。
今度はどんな事をされたの?
生々しくも先生にされた事を説明する事になる私。
うちの息子は悪くない、事実であるなら娘さんもきっと同意してるはずです!
乗り込んできた先生の両親。
また榛原さんのお嬢さんが今度は…。
ヒソヒソと会話をする近所の人。
私は何もかもが限界だった。
「もう嫌。人に会いたくないの。死にたい」
私はそう言って母の抱き締められながら病室で泣いていた。