決断は一瞬、後悔は一生
朝起きて、髪を結んで、朝ご飯食べて、歯を磨いて、学校に行く。
普通の暮らしをしている私。
音宮美雨。
普通のどにでもいる高校1年生。
背も普通ぐらいで、みんなより差の出た特技なんてないし、顔も特別可愛いというわけでもないけど、ブスってことでもないと思う普通の顔。
全部普通で私はここまで生きてきた。
普通でこれだけ幸せなのなら私はこの幸せで十分。
いつもどおり、髪を結んで、朝ごはんを食べて、歯を磨いた私は、いつもどおり学校に向かった。