決断は一瞬、後悔は一生
「ずっと一緒にいようね」
「急にどうした?」
え?
今、私、声に出てた?
「ずっと一緒に居るに決まってんだろ」
ちょっと勝手な言い方だけど、この言葉に嬉しさが溢れ出てくるこの思いをどうしたら止められるのだろう。
「うん」
私は笑顔で頷いた。
この幸せが、ずっと続きますように。
「あ、そういえば優翔君に聞きたいことあったの」
「どうした?」
「あのね」
「うん」
「もし、過去か未来どっちかに行けるのなら、どっちに行きたい?」
私が優翔君にずっと聞きたかったこと。
やっと聞けた。
「未来に行きたい」
私は驚きで目を丸くした。
だって、ほとんどの子は「過去に行きたい」って言うから。
「なんで?」
私は君を見つめて聞いた。