決断は一瞬、後悔は一生
あの日、俺は微笑んでいったんだよな。余裕あるふりをして。




「未来に行きたい」




俺の言葉を聞いてお前は、戸惑ったような、困ったような、驚いたような、顔を見せて言った。





「なんで?」



お前が俺を見つめて聞いてきたから俺もお前を見つめ返して言った。





「俺が美雨のこと、ちゃんと幸せにできてるか確かめたいから。」




これは俺の本音。なぜなら、お前が幸せなら俺も幸せだから。




「今でも、十分幸せだよ。優翔といることができるんだもん。」






お前は俺に微笑んだ。


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