いつか、君を忘れられるとき
私が『今日は水族館行ってきた』と呟くと
「彼女とデートするなら水族館」と君が呟く。『わかる。水族館デートしたい』お互い恋愛感情ゼロ。画面越しの関係に恋愛感情が生まれるわけない。そう思っていた。だからこそこんな他愛もない話ができたんだと思う。
奏さんがやってる音楽ゲームを真似して初めてみたり、奏さんが私の好きな食べ物真似して買ってみたり。そんな仲の友達にどんどんなっていった。
どちらかが嫌なことがあって愚痴をこぼせば一緒になって愚痴を言い合う。楽しいことがあれば、羨ましいのを隠してお互い楽しかった自慢大会。前までただ自分の趣味をひたすら呟いていた私のツイッターは色んなことを呟きつつも、奏色に染まっていっていった。
あいつに負けないくらいの楽しいこと見つけてやる。そんな野望を毎日抱きながら生活をしていた。
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